風月、今夏の生け簀十景
シマイシガニとエガニの対決、行事をつとめるはテングニシ貝。エガニはハサミを封印されて不利な状況のハンデ戦であります。
本日はちょっと毛色を変えて、この夏風月の生け簀を賑わした豪華食材の皆様方をご紹介いたします。
この絵面、風の谷のナウシカで見たような…… 王蟲ではなくウチワエビとオオウチワエビの群れ。
追いかけっこ中のコウイカを寂しく眺める、足赤エビとテングニシ貝。
いかにも引きが強そうな顔の石垣鯛の下で仏頂面のオコゼ。右から突き出ているのは伊勢海老のツノです。
敗走のシマイシガニに代わってエガニと対峙するはタイワンガザミ。両者ハサミを封じられ、それならばと尻相撲で戦っております。
手前におりますのはムラサキウニ。画面奥、「なんだこれ」「見たことないぞ」「いてっ」という声が聞こえてきそうなキエビたちです。
アコウ、赤ハタ「じー。。。」 伊勢海老「こっち見んな」
我関せずのムラサキウニとゾウリエビ。
小さめ伊勢海老と紋付イシガニのラーメンの具コンビの上で泳ぐ高級食材くえ。
何やら密談中のアコウとゾウリエビ、そんなことより壁を登りたいムラサキウニ。
静かなることアワビとムラサキウニのごとし。