貝のお料理集(中編)
平安京の昔から日本の代表的な巻貝であったバイ貝。この殻に砂や粘土を詰め、紐をかけて回したのが「バイゴマ」と呼ばれ、やがて東国へと伝播するなかで「ベーゴマ」と訛っていったのだそうです。
だいぶ前に現代版ベーゴマの「ベイブレード」というおもちゃが流行しましたが、今春からまたテレビアニメになるとかで、夏休み頃には公園でこぞってコマをまわす子供達の姿が見られるかもしれません。
ちょうど年頃のお子さんがいらっしゃる方は、晩酌がてらアテのバイ貝をちょいとつまみあげて「バイゴマ」のうんちくを語ってみるのもいいのではないでしょうか。
こちらはツブ貝とキノコのアヒージョ。麦ラスクと一緒にどうぞ。
旨味が強く噛み締めがいのあるツブ貝(右2本)は、串焼きにしても美味。甘辛いタレを絡めて炙れば、酒の肴には最高です。写真は四万十鶏もも串との盛り合わせ。
こちらはあこや貝とホタテの串カツ。衣をつけることで、火を通すと固くなりがちな貝の身もふっくらと仕上がります。
天ぷらにしても同じです。まるで蒸しあわびのように柔らかい、あわびの天ぷら。
さざえとあわびの貝刺し盛り合わせ。
小ぶりのあわびを刺身にして、ぶしゅかんを絞ったお醤油で爽やかに。
こちらは貝の王様、黒あわび。豪華!
盛り付けを変えてこんなふうにしたり……
こんな感じにも。うーん、見ているだけでお銚子を一本つけたくなりますね。
今回掲載のお料理 ※ 仕入れにより価格変更、ご用意できない場合もございます。
※ 価格は全て一人前あたり
『ばい貝煮付け』480円
『つぶ貝とキノコのアヒージョ』680円
『つぶ貝串焼き 2本(たれ)』300円
『あこや貝と帆立の串カツ』380円
『あわびの天ぷら(小)』980円
『さざえ刺身』480円
『あわび刺身』(小)980円
『黒あわび刺身』(大)1480円