宇佐の漁師の一本釣りうるめ 〜ちょっとした遊び心を添えて〜
本日ご紹介のお料理はうるめの刺身。
日本の市場に出まわるイワシ三大種、真いわし、うるめ、かたくちのなかでも味の評価は高く、一方でもっとも漁獲高がすくない希少魚でもあります。
またいわし類は非常に鮮度落ちが早いため、生のうるめを刺身で食べられるのはめずらしいこと。一切ひとの手に触れないまま出荷される、宇佐の一本釣り技術があってこその味なのです。
美しく透きとおる鮮紅色の身と、足の早い魚だからこその甘くほどけるような口当たりをお楽しみください。
ところでみなさまお気づきでしょうか。うるめの尾頭をぐさりと貫通している、なにか。店長いわく「弥七の風車をモチーフに、ちょっとした遊び心を盛り込んでみました」だそうです。へ、へえ……
撮影時はどこにピントを合わせればいいものやら、大根製の風車が鰯の頭や刺身にかぶって正直じゃまだったのですが、まあ、遊び心と言われれば納得せざるを得ず。
ちなみに以前ご紹介したかつおの刺身の背景にあるもの、わたしはてっきり富士山だと思っていたのですが、これも店長いわく「三宝山。だってここ高知やし! 」だそうです。
そ、そうか…… じゃあてっぺんのギザギザは噴火口じゃなくてお城の屋根だったのかな?
そんな店長の大根芸、ではなく飾り切りも楽しめる南国育ちの居酒屋 風月をどうぞご贔屓に。
正面玄関で不自然に飾られているルアーも店長思い入れの品らしいのですが、話が長くなりそうなので敢えて触れずにいる妻でした。
今回掲載のお料理 ※ 仕入れにより価格変更、ご用意できない場合もございます。
『宇佐の漁師がこだわる一本釣り うるめ刺身』380円
『久礼の漁師がこだわる一本釣り 日戻りがつおの刺身』1480円