2015-10-01から1ヶ月間の記事一覧
赤岡が主な産地の「釜揚げしらす」。高知では一般的にシラスといえばこの柔らかい釜揚げしらすを指します。口語では「おじゃこ」と呼ぶことも多いですね。固く乾燥したいわゆる「かちり(ちりめんじゃこ)」と違って、うす塩のやさしいお味と、ふわふわもち…
南国でこれが食べられるのは風月だけ(かもしれない)シリーズ第二弾、日本海育ちのお魚大特集! まはた、赤めばる、ねいり、さわら、黒そい、のどぐろ、以上のみなさまにお集まりいただきました。 太平洋に接した高知では見慣れない魚もありますが、いやは…
早いもので10月も残り一週間を切りました。11月になると、大人数の忘年会の予約がぽつぽつと入り始めます。 宴会料理というと毎回似たような大皿料理に偏りがちなのですが、風月では何度もご予約いただいているお客様にも飽きずにお召し上がりいただける…
ハリウッドのレストラン・オーナー、ロバート・H・コブが作ったまかない料理が発祥のコブサラダ。ランチの付け合わせなどでよく見る葉物野菜withドレッシングとは一線を画す、いわゆる「お食事サラダ」の代表格といったところでしょうか。 コブ氏のレシピを…
最盛期は過ぎてもまだ美味しいイサギと、寒くなるにつれどんどん脂がのってくるサバ。若く爽やかな風味の青柚子と、熟れていっそう香りたつ黄柚子。 さまざまな食材の旬がクロスフェードする10月は美食の季節です。食欲の秋とは言い得て妙ですね。 高知で…
串を制するものは居酒屋を制す、と言った人がいるかどうかは知りませんが、ゆったり飲むひとり酒も、みんなでワイワイ楽しむお酒にも串焼きがいいパートナーであることは間違いありません。 風月では鳥や豚の希少部位をつかった特別な串をお出ししております…
江戸時代の昔から、女性が好むものとして有名な「芝居浄瑠璃いもたこなんきん」という言葉があります。今っぽくいえば「女が好きなのはコンサートに映画、ほんでシーフードとスイーツばっかり食べよるで」くらいの意味でしょうか。 それは現代でもあまり変わ…
いつぞやかだんごの兄弟の歌が流行った年もありましたが、こちらはだんごならぬユメカサゴちゃん三兄弟。みっつならんで680円でございます。 ここ南国土佐も朝夕とだいぶ冷え込んでまいりました。夏の間は刺身や塩焼きが美味しかったおさかなですが、こう…
磯の珍味、「カメノテ」が入荷いたしました。 昔は専門の漁師が巻き網で大量捕獲していた亀ですが、昭和期の乱獲によって天然物はすっかり数が減ってしまったそうです。 今回は近隣の小学校で飼っていたミドリガメを特別に譲っていただき、店長がウィキペデ…
金目鯛、小なすのイトヨリすり身詰め、万願寺ししとう、伏見甘長とうがらし、ふろう豆、うりずん豆、にんにく大葉つつみ、おくら梅肉、えりんぎ、煮炊きごぼう…… 以上、十種の魚と野菜を天ぷらの盛り合わせにしてみました。 岩塩か天つゆ、お好みの味でお召…
香ばしく炙った御畳瀬育ち「沖ニロギ」の丸干し。全国的にはヒイラギの名で知られております。 同名の常緑樹 柊から取られた名前で、鋭いトゲトゲの葉と形が似ているのが由来だそうです。節分の日、門口に飾って鬼除けのまじないにする葉っぱですね。 という…
高知の秋を代表する食材 四方竹が、今年も白木谷から届きました。 原産は中国だそうですが、そのむかし白木谷の某人が中国南部から持ち帰って以来、国内での四方竹の生産は高知県がほぼ独占しております。 きめ細かい繊維のしゃきしゃきした歯ごたえと、筍ら…
旬に先駆けて、「クエ」が入荷いたしました。 クエを食ったらほかの魚はクエん(ほど美味しい)! なんて語呂合わせが有名ですが、実際のところクエという魚名の由来には諸説あるようです。 なかでも代表的なものが「九絵」と「垢穢」のふたつ。クエの皮の入…
秋なすの盛りも終盤を迎えております。 高知はナスの生産量が全国一位なのだそうです。そういえばウン十年前にそんな勉強したような、ええと、通年温暖な気候を利用したビニールハウスでの促成栽培だっけ? となつかしく思い出しました。 そんなナス王国高知…
きょうも中土佐・久礼の漁師のお墨付き、日戻りの一本釣りがつおが届きました。 美味しいかつおは他県にもありますが、やはり風月は高知の居酒屋、地場産のかつおが扱えるのはうれしいことです。 さて三連休最終日の本日、みなさまはどんなお酒を呑まれたで…
(左)ねいり、ちいき(右)ちいき、あおだい、銀ふぐ、赤いさぎ ほかにもかつお、さわら、うるめ、どろめなど、各地の漁港から型がいいのを仕入れてまいりました! トップバッターは安芸のどろめ。釜茹でされておじゃこになるまえのイワシの稚魚です。生の…
タイという名が付いていても本当はタイの仲間ではない深海魚、金目鯛。旬は冬ですが、通年で脂がのっていて煮付けによし、塩焼きでよし。くせのないうまみたっぷりのお魚です。 こちらは近頃ほんとーに手に入りづらくなったのどぐろちゃん。あちこちの仕入先…
おだしとお醤油、みりんの味がしゅんだ細切りのごぼうをカラッと揚げて『煮炊きごぼう天』。これから寒くなる季節にぴったりの心なごむお料理です。 ビールや焼酎のロック、日本酒なら冷やでも熱燗でも! クリームチーズを春巻の皮で巻いて、手でつまんで食…
旬に先駆けて、小ぶりのクエが入りました。 ほかの魚がクエ(食え)なくなるほど美味いと言われるだけあって、コリコリした白身の歯ざわり、淡白ながら上品な味わいはさすがのひとことです。 これからもっと寒くなり、本格的な旬の時期になれば、脂がのった…
昨日はひさびさのお休みをいただいて、夜は家族と食事に行ってまいりました。ふだんはなかなか全員で食事をする時間がとれないので、とても楽しい時間を過ごすことができました。 楽しいといつもよりお酒がすすんで、つい飲みすぎてしまいますよね。そして翌…
本日ご紹介のお料理はうるめの刺身。 日本の市場に出まわるイワシ三大種、真いわし、うるめ、かたくちのなかでも味の評価は高く、一方でもっとも漁獲高がすくない希少魚でもあります。 またいわし類は非常に鮮度落ちが早いため、生のうるめを刺身で食べられ…
県外のかたにはピンと来ないかもしれませんが、実は東西に長い高知県。中部の南国市はまだ各地へのアクセスが容易なほうですが、それでも西側の四万十にたどり着くにはかなりの時間が必要です。 そんなわけで、じかに見たいと熱望しつつもいまだ叶っていない…
れいほく育ちのマコモダケ。まるできのこみたいな名前ですが、正体はイネ科の植物「マコモ」のふくらんだ茎の根もとのこと。農業県の高知でも知る人ぞ知るめずらしいお野菜です。 柔らかいたけのこに似た食感と、お芋のようなほのかな甘みが特徴のマコモダケ…
青い空、高い雲、心地よい風…… そうだ れいほく、行こう。 ということで、高岡郡本山町まで土佐あかうし肉の買い付けに行ってまいりました。 途中、れいほく地域の生産農家の方々を中心に経営されている直販店「本山さくら市」に立ち寄り…… 新鮮な旬のマコモ…
本日も久礼の港からめじかの新子が届きました。 宗田鰹の稚魚めじかは夏から秋にかけての約二ヶ月しか口にできず、南国市民でもうっかりすると食べ逃してしまうめずらしい食材です。 とくに生のお刺身は釣ってきたその日が勝負。さばいているあいだの手の熱…