南国生まれの居酒屋 風月のブログ

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冬の味覚、若松葉蟹はどうかに

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今冬の目玉メニューは、なんと言っても「若松葉の塩ゆで」でしょう。

何度も脱皮を繰り返して大きくなっていくズワイガニの、脱皮したばかりでまだ殻が柔らかい雄が「若松葉」です。水分が多く、食べるときに脚の部分がズボッと抜けることから「水がに」や「ずぼがに」とも呼ばれます。

成長した雄の松葉がにより瑞々しくてジューシー、雌のオヤガニよりフワフワとした食感は地元鳥取の県人にもファンが多く、その食べやすさ、手の届きやすい価格から長らく庶民の味として親しまれてきました。

一方で、殻が柔らかく長距離の輸送が難しいこと、茹で時間や塩加減の見極めに熟練が必要なこと、漁期が短く漁獲高も安定していないことから全国的な知名度はまだまだ。まさに知る人ぞ知る季節の味覚なのです。

若松葉の食べ方はとっても豪快。関節よりすこし内側の脚の部分を両手でバキッと割って身をズボッと引き抜き、味のしみた柔らかい身にかぶりついてお召しあがりください。

関節部分で折ると、身が抜けず殻の中に取り残されてしまうのでご注意を!

 

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一人前一パイ1480円で頑張らせていただきました。

 

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左が姿造りのお刺身、右はかにすき(締めのうどん付き)。

 

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おなじカニ刺しとカニすきですが、取り分けやすく盛り方を変えて。

 

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飲み放題付きご宴会、4500円コースの寄せ鍋にも若松葉。

 

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石蟹五右衛門も真っ赤っかになる釜茹での刑、てな風情ですが、こちらは石がにの味噌汁。

 

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かにの出汁がたっぶり出たおつゆに、お素麺を入れて食べる「みそーめん汁」。〆の一品にどうぞ。

 

 

今回掲載のお料理 ※ 仕入れにより価格変更、ご用意できない場合もございます。

若松葉(一パイ)塩ゆで、姿造り、かにすき 各1480円

石がにの味噌汁 380円

石がにのみそーめん汁 480円