貝のお料理集(前編)
まずは高知らしい食材から。つるつるとまるくなめらかで、おはじきのような形をしたこちらの貝は「まいご」。関東では「ながらみ」と呼ばれているそうです。
濃厚なホタテのような味わいが魅力の「長太郎貝」。この写真ではわからないのが残念ですが、赤や黄色、オレンジ、紫など色とりどりの殻が実に美しい貝です。
その雅な見た目にふさわしく、県外ではもっぱら緋扇貝(ひおうぎがい)と呼ばれているそうです。
よだれが出るほど美味い、またはよだれのような粘液を分泌しているから、という名の由来が伝えられている「よだれ貝」。
アワビよりだいぶ小ぶりですが、アワビよりやわらかくて貝の旨味を感じやすい「ながれこ」。県外でいう「とこぶし」ですね。
煮ても硬くなりにくく、個人的にも大好きな貝のひとつです。
こちらは「沖さざえ」の煮付け。またの名を「都ぼら貝」といいます。
殻の内側にある美しい真珠色の層を、古くから螺鈿(らでん)細工などの装飾に利用されてきた夜行貝。サザエの仲間らしく、コリコリと歯に心地いい食感です。
そしてこちらは皆さまご存知の高級食材「あわび」のお刺身。肉厚の身は甘く、しっかりとした歯ごたえが楽しめます。
これも甘みがあって食感のいい「白ばい貝」。のどぐろの肝を溶かした肝しょうゆをつければ、これがまたコクが増して美味いのです。
今回掲載のお料理 ※ 仕入れにより価格変更、ご用意できない場合もございます。
『よだれ貝(塩茹で)』380円
『焼き長太郎貝』480円
『まいご(塩茹で)』380円
『ながれこ煮付け』480円
『沖さざえ煮付け』480円
『夜光貝刺身』2000円
『あわび刺身』(小)980円
『白ばい貝刺身』680円
『のどぐろ刺身(肝しょうゆ)』980円